3月26日の深夜にAppleの発表イベントが行われました。今回はiPhone SEの後継機種はなく、うわされていたサブスクリプション型のApple TVなどが発表されました。

期待されていたiPhone SEの後継機種などのハードウェアはありませんでしたが、これから主力になっていく金融や映像コンテンツに関するサービスの発表が行わたので、今後どのようなサービスが開始されるか目を通しておくといいかもしれません。

 Apple News+(日本未定)

まず最初に発表されたのはApple News+です。今までもApple Newsは存在していましたが、購読サービスなどはありませんでした。

Apple News+ではウォールストリートジャーナルをはじめとする新聞や、300もの雑誌を扱います。

 

ユーザーは月額$9.99で購読するだけで好きなだけニュースや雑誌を読むことが可能です。また、家族と購読サービスを共有する場合は追加の購読料なしで共有可能とのことです。

Apple News+では機械学習を利用してユーザーの好みなどを把握し、お勧めのニュースや新聞を提供します。

2019年の秋にはイギリスとオーストラリアでも開始とのことですか、日本では著作権の関係などもあるので、いつ頃になるかは不明です。今のところ私たちにとっては関係のないサービスと考えていいでしょう。

Apple Pay、Apple Card(日本未定)

Apple Payに関しては今までに100億回の決済に利用されたという実績の発表がありました。また、日本ではすでに使われているモバイルスイカのような交通系ICカードが海外でもApple Payで利用可能になるとのこと。

Apple CardはApple Payから進化した新サービスです。Apple CradはiPhoneがクレジットカードになるサービスです。Apple Cardを契約すると、iPhoneの中にあるApple Cardというアプリをクレジットカードのように使うことができます。

また、それだけではなく、支出などを機械学習で自動的に判別してカテゴリー分けし、何にどのくらいお金を使ったかを見える化します。また、Apple Cradで決済を行った店をマップ上に表示する機能も付いています。さらに、週ごとに支出額が表示され、お金を使いすぎていないかも見える化されます。

つまり、Apple Cardを利用すればiPhone一つでクレジットカードと同じように支払いをし、その情報をもとに自分のお金の使い方を分析できるようになります。

Apple Cardは毎日すべての決済に2%のキャッシュバックが付き、Apple Storeでの決済では3%のキャッシュバックが付きます。

発表会では、リボ払いやキャッシングの利子率はほかのカードに比べて低いと言っていましたが、正確な値は発表されませんでした。また、支払いの遅延違反料もないとのことですが、どのような仕組みでそれを実現しているのかはわかりません。

セキュリティ面ではFace IDまたはTouch IDを決済時に利用します。また、決済ごとにカード番号が変わるそうです。

決済情報はAppleのサーバーには保存されず、端末に保存されるのでプライバーシー面も考慮されています。決済データに関しては、ほかの企業にデータを売って広告や消費者の行動パターンを分析することはしないと強調していました。発表会では、Apple Cardにかかわらず、顧客情報は売却しなことをとても強調していました。

アメリカではApple Cradを利用する際ゴールドマンサックスの口座が作成され、そこに紐づけられますが、日本では不明です。また、決済の技術に関してはマスターカードと提携していると発表されました。

さらに、iPhoneが利用できない時のために通常のクレジットカードと同じ、物理的なカードも発行されます。このカードはチタン製で高級なデザインに仕上がっています。物理カードを利用した場合のキャッシュバックは1%です。

物理的なカードにはカード番号、サイン、有効期限、セキュリティーコードは記載されず、すべての情報はiPhoneのApple Card内に保存されます。この点に関してはAppleだからできる技術ですね。

アメリカでは2019年の夏に開始ということですが、日本での開始時期はアナウンスされていません。Apple Cardは日本でも利用したいユーザーが多いと思いますが、日本の金融庁などに申請が必要だと考えられるので正確な時期はわかりません。

Apple Arcade

Apple Arcadeはサブスクリプション型のゲームサービスです。サブスクリプションを契約するだけで100以上のゲームをダウンロード可能で、所有しているすべてのApple端末からプレイできます。ゲームはオフラインでも利用可能です。広告や追加課金はなく、家族共有も無料です。

2019年秋に開始予定で150か国以上で配信されるので、もちろん日本も含まれているでしょう。

Apple TV、Apple TV+

Apple TV、Apple TV+の発表は最も時間が長かった項目です。

Apple TV

Apple TVはざっくり言えばネットフリックスのようなサービスです。

  • サブスクリプション型
  • ダウンロード可能
  • 広告なし
  • 機械学習によるパーソナライズ
  • 家族共有

これらが基本的な機能です。

それに加えて、地上波やHulu、Playstaion Vue、Prime Videoが視聴可能なことが特徴です。また、スマートTVと呼ばれる、いわゆるアプリがインストール可能なテレビでもApple TVアプリがインストールできるようになります。

5月にサービス開始予定で、10か国で利用可能になります。10か国と発表されただけで、日本で開始されるとは言っていませんでしたが多分日本でも利用可能になると考えられます。

Apple TV+

Apple TV+はApple TV+のみで配信されるオリジナルコンテンツが視聴できるサービスです。

こちらも広告なし、ダウンロード可能なサービスです。

秋に100以上の国で配信予定です。

Apple TVは民放やほかのストリーミングサービスなどのコンテンツを視聴可能にするため、ほかの組織との提携や契約が大変なことから、10か国にのみで開始されると考えられます。

それに対してApple TV+はAppleのオリジナルコンテンツを配信するので他の組織との提携や契約などが必要なく、より多くの国で配信できると考えられます。

Apple 3月25日発表会まとめ

今回の発表会は主にサブスクリプション型サービスの紹介が中心でした。現時点で日本で対応すると明言されているサービスは少なかったですが、いくつかのサービスはそのうち日本でも開始されるでしょう。

最も気になるのはやはりApple Cradですかね。

今回の発表会でAppleは”個人情報をほかの企業に売らない”、”健康的”、”子供に悪影響を与えない”などの事柄を強調している印象を受けました。

近年、主にGAFAで問題になっていることを考慮し、差別化を図った形だと考えらます。また、動画コンテンツや決済サービスを提供するのも今後の流れを読んでの行動でしょう。

ハードウェアの発表は有りませんでしたが、今回発表されたサービス自体は良いものだと感じられました。